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未来をつくる人

塗装 PAINTER
塗装の成否は養生で決まる、入社した頃に教わったことを最近よく実感している。
株式会社テクノ中央/深川達也( 32歳 )/塗装
「建設系の仕事って髪型が自由だしなんかいいなあって思って、軽い気持ちで入社した」と明るく大きな声で話す深川さん。6歳年上のいとこが同様の仕事をしていたこともあり、本人曰く「その兄さんへの憧れもあった(笑)」。
入社したテクノ中央は、塗装をはじめ断熱工事、土木など幅広く建設の仕事を手がける会社で、塗装工だけで約30人の社員がいる。「最初の頃は、“手元”と言って先輩社員に道具渡したり塗料持っていったりという、いわばアシスタント業務ですよね。それから壁のパテのやすりがけをひたすら1日やったりとか、けっこうきつかったですね」と入社当時を振り返る深川さん。それでも、同期に10人の若手社員がいたこともあり、仕事はきつくとも、楽しく笑いながら仕事ができた。つらいと感じたことはなく、むしろ早く一人前になろうとの思いが強かったのだという。

また、若手の頃によく言われたのが「養生」の大切さだった。壁に塗装する際、その前段階として、周囲に塗料が飛び散ってもいいように養生を行う。塗装する順序に合わせてマスキングテープを貼ったりもする。これらの養生が悪いと、仕上げがきれいにならないのだ。「ビニールの貼り方も、まっすぐに全て貼るのではなく、部分的に少し斜めに貼って塗料の流れを作ってやるとか、工夫するところがたくさんあるのが養生なんです」。入社当時にそのことを教わったせいか、今、深川さんは真摯に感じている「養生で塗装は決まる」と(2019年取材)。
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