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PEOPLE

未来をつくる人

図面を渡されてから、考え、想像し、現場で試み型枠の完成度を高めていく。

株式会社 田村工務店
西間木 敦(31歳)

未来をつくる人 2019.07.11

「祖父が大工で、家庭でもなんでも自分で作ってしまう人でね。どこかにそうなりたいっていう気持ちがあったのかな」と話すのは、型枠大工として13年働く西間木敦さん。高校卒業時、祖父と同じ大工の道へ進んだつもりだったが、自分の進んだ道は「型枠大工」という聞き慣れない職種。「一般住宅の『大工』と、『型枠大工』との違いなんて、全然知らなかった」と笑顔で話す西間木さんは、「ものを作る仕事」というのが、就職の大前提だったそう。

型枠大工は、コンクリートがあるところ、ほぼ全てに必要とされる重要な仕事だ。鉄筋が組まれたあと、図面に合わせてベニヤ板などで型を作っていく。その型にコンクリートが流し込まれ、壁や柱、床、階段などができあがる。とはいえ、事はそんなに単純ではない。流し込むコンクリートの動きを想像しながら、型の傾斜、空気穴などよくよく考え作っていかないと、美しい仕事に仕上がってはくれない。



「高校時代より、今のほうが計算しています。ルートなんて実生活では使わないって先生は言っていましたけど、型枠では使う(笑)。数学をもっと勉強しておけばよかったと心底思います」と西間木さんは苦笑いしながら話してくれた。またひとつとして同じ現場がなく、あらゆることに対応できるようになるには「なにより現場経験が大事」であることを、西間木さんは自身の経験から学んだ。図面を渡され、その図面のことを仕事中はもちろん、自宅でも入浴中などにふと考えたりする。あらゆる角度から考えることで、実際に作る型枠のイメージができあがるのだ。「ひと筋縄でいかないところが、この仕事の魅力かもしれません」と西間木さん。10年以上の経験をもってしても、悩むことの多い仕事に、誇りとやりがいを持って今日も現場で型枠を組み立てている。

この記事の関連企業

株式会社 田村工務店

所在地/福島県郡山市大平町字大平169-1
連絡先/TEL.024-943-3223 FAX.024-943-3274

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