2000年の創業以来、とんかつの専門店として人気を集める秋田の名店。通常のとんかつ定食のほか、最近、評判になっているのがブランドポーク「米の娘ぶた」を使ったとんかつメニューだ。「米の娘ぶた」は、山形県金山町で肥育されている豚で、2013年に開催された過去10回のコンテストの最優秀賞だけを集めた「第38回食肉産業展銘柄ポーク好感度コンテスト」で、見事グランドチャンピオンに輝いた、言わば日本一にもなった銘柄豚。やわらかな肉質とあっさりとした甘味の脂身が特徴で、毎日でも食べたい逸品。「通常のとんかつも、こだわった素材で作っていますが、この“米の娘ぶた”は別格なおいしさで、ぜひ味わっていただきたい一品です」と外旭川店を任されている加藤さん。

その一方で、平日のランチタイムには、ボリュームと価格にこだわったメニューも出している。780円で味わえる、かつ丼、かつランチは売り切れごめんの品。また、大皿にたっぷり盛られたカツカレーも満足度が高いと評判だ。豊富なメニューは、幅広い客層に楽しんでもらうための店側のひと工夫で、シーンに合わせ使い分けができるのがうれしい（2019年取材）。