COLUMN
職人の胃袋を支えるガテン飯

塗装/諏訪祐太さんのオススメ!!
お母さんの手作り料理で、職人たちのハートをわしづかみ
食房 もりなが
会津若松市郊外にある「食房もりなが」は、1973年創業のアットホームな食堂。笑顔がまぶしい女将の安部潤子さんが切り盛りしている。以前は牛乳店だったが、このあたりに食事処が少なかったことから食堂をオープン。取り扱っていた牛乳メーカーが「森永」だったため、許可を取り屋号にした。野菜は自家栽培、お米も自分たちで収穫したコシヒカリを使う。「とんかつやラーメンが人気かなあ。それぞれのメニューにファンがいるから、なんとも言えないわ~」と明るく笑う女将がなによりの名物なのかもしれない。
最近のヒット商品は、塩・ソース・煮込みという3種類のかつが1皿で味わえる「かつ三昧定食」。会津若松といえばソース味が定番だが、ほかのかつ丼も食べたいという客の声が意外に多く、塩と煮込みを加えて定食にした。外の衣はカリッと揚がり、中の肉はふっくら。塩→ソース→煮込みの順で味比べを楽しみつつたいらげたい。


太麺をコクのある醤油スープと一緒に味わうラーメンも、この店の定番。多加水で弾力のある麺は、スープとの絡みが抜群だ。醤油ラーメンのほかに、もやしたっぷりのもやしラーメン、ジューシーなチャーシューがのったチャーシュー麺など種類は豊富。ご飯や麺の盛りもよく、お腹いっぱい食べたい人たちの憩いの食堂となっている(2020年取材)。

この記事で紹介したお店
食房 もりなが
所在地/福島県会津若松市住吉町20-6
連絡先/TEL.0242-26-8242