COLUMN
職人の胃袋を支えるガテン飯


左官/大久保剛さんのオススメ!!
炎の料理人・張氏が作る、幅広いレパートリーの中国料理。
張広東飯店 桜園
仙台市の目抜き通りのひとつ南町通から小路を少し入ったところにある「張広東飯店 桜園」は、口コミでそのおいしさが広まっていった中国料理の人気店。店主の張さんは、中国広東省出身で、18歳から広州の一流ホテルで働き始め、26歳の時に国家級料理師資格を取得、来日してからは、最初に横浜中華街で腕をふるい、その腕を見込まれ仙台ホテルへ。
その後、仙台エクセル東急ホテルで点心長を務め、2011年に桜園をオープンした。
ランチタイムは、日替わり、各種の定食などが780円(税込み!)というお手頃価格ながら、盛りがいい上に、本格中華のおいしさはそのままと一切の妥協がない。


「海老のチリソース煮」は、プリプリの海老の食感と甘めのソースの組み合わせが抜群で、ご飯との相性もいい。「お客さんに喜んでもらうのが一番。ボリューム? そんなに意識してはいないけど、たくさん食べたい人も多いだろうから」と、張さんはおおらかに話す。
また、桜園の定番メニュー「五目チャーハン」も一度は味わってみたい一品。強火でさっと炒めた加減がほどよく、ご飯のひと粒ひと粒がパラパラと口の中でほぐれつつも、濃すぎず薄すぎない適度な味に仕上がっている。まさにチャーハンの王道を行く味。
夜には52品もの本格中華が「食べ放題」となるプランが2,400円とこれまたお得。張さんの匠の技を存分に楽しめることもあり、ディナーは予約必須の人気となっている(2019年取材)。

この記事で紹介したお店
張広東飯店 桜園
所在地/宮城県仙台市青葉区一番町1-6-23
連絡先/TEL.022-721-6030