16歳の時、免許を取った。「バイクに乗りたい」そんな単純な動機だったように相内さんは記憶している。初めてバイクに触れた時、乗った時、風が流れた時･･･「いいな」と感じたという。

それから26年以上、相内さんはバイクに乗り続けている。それも20歳を過ぎた頃からは、アメリカのハーレーダビットソンだ。1200CC、Vツインエンジン、生産を始めたころからほとんど変わらないそのスタイルと排気音に、若かりし頃の相内さんは魅了された。

「ハーレーとは結婚前からのお付き合いだから、奥さんも何も言いません（笑）。家は中古ですがガレージは新築でして、休みの日、ここでハーレーをいじるのがいちばんの楽しみです」。現在、相内さんが乗っているのは1940年代と50年代のハーレーダビットソン。そんな古いバイクを、と思うかもしれないが、ハーレーダビットソンは、創業時からのすべてのパーツが現在でも手に入るので、古くても自分好みに改造ができるし修理も可能。それゆえ相内さんのように、ハーレー歴が長くなればなるほど、古いハーレーに乗るライダーは多い。

「休日をおもいきり楽しむことで、仕事とメリハリが付く。休みをしっかり遊べば月曜の仕事も気持ち良く臨める」と相内さん。仕事と趣味のバイクを上手に両立し、人生を謳歌している（2019年取材）。