青森市内で4店舗をかまえる煮干しラーメンの人気店。ここ西バイパス本店では津軽を代表するハイレベルな煮干しラーメンが味わえると評判だ。オープンしたのは2004年で、その後も煮干しの研究を重ね、各地から厳選して取り寄せた煮干しを使いあっさり系から濃厚系まで、幅広い煮干しスープを作る。麺にも工夫があり、あっさり系ラーメンでは手打麺、細麺など4種類から、濃厚系の場合は手打麺、中太麺など3種類から、それぞれ好みで麺が選べるのだ。

ガッツリ食べたい派は、むろん濃厚系をオーダー。おすすめは「こく煮干し」。新津軽ラーメンとも呼ばれていて、動物系のスープに煮干しをたっぷり使ってとっただしは、独自の味を追求した一杯。こだわりの醤油を使ったタレがこく深い味に仕立てていて、病みつきになりそうなラーメンである。このラーメンにトッピングをフルにして、ライス・納豆を付けたボリューミーな「こく煮干し限定にぼめしセット」は、さらに満足度は高い。麺は初めて訪れる場合は、まずは手打麺で味わおう（2019年取材）。