COLUMN 仕事も遊びも本気でいきます！ON OFF

平日は足場、週末はフェアウェイ。趣味で深まる絆が、現場でも生きてくる。

向井建設株式会社東北支店／武田勇平（ 40歳）／鳶

広がる青空と緑の芝。胸いっぱいに深呼吸したくなるフェアウェイの上、「本格的にゴルフを始めたのは3〜4年前くらいですかね」と笑顔で話してくれたのは、40歳にして鳶歴23年の武田さん。仲間からは“いつも明るく前向き”、“現場のムードメーカー”と慕われる。休日のゴルフ場でもその爽やかさは変わらない。
ゴルフを始めたきっかけは、仕事の先輩からの誘いだった。「やったことない」と答えると、「じゃあ教えてやるよ」とクラブを握らせてもらった。それが思いのほか楽しく、あっという間にハマった。「この自然の中でリフレッシュできるのがいいんですよね。仕事も忘れて没頭できますし」。多い時は月イチでコースに出るほどで、「最近スコア95で回れたんですよ」とさりげなく胸を張る。

今が一番、仕事も遊びも楽しめています。

16歳で鳶の道に入り、当時は趣味を楽しむ余裕などなかった。「休みも週に1日しかないと家族との時間で終わってしまいますから。今では週休２日になってようやく自分の時間が持てるようになりました。残業も減って、仕事が早く終わった日は打ちっぱなしに寄って帰ったりもします」と笑う。家では奥さんの手料理と晩酌で一日の疲れを癒やすのが、何よりのご褒美だ。

「ストレスがなくなって、すごく楽になりました。仕事も趣味も、今が一番楽しいですね」と、肩の力が抜けた自然体の充実感が漂う。今後は「ゴルフ未経験の後輩たちにも教えられるくらい上手くなって、一緒に楽しめたらいいですね」と話す武田さん。その言葉からは、仲間との時間を何よりも大切にする温かな人間味があふれている（2025年取材）。