2018.00.00 Sun

00:00

PEOPLE

未来をつくる人

大きな壁にローラーで塗装する時、気持ちいいんですよ。

株式会社 ナカムラ仙台支店
清野 勉(35歳)

未来をつくる人 2019.06.03

高校卒業後、塗装・仕上げを幅広く手がけるナカムラに入社した清野さん。「塗装の仕事が楽しそうに見えて、それで…」と入社のきっかけを笑顔で話してくれた。

当時を振り返り、「仕事のことは何もわかっていなかった」と話すが、塗装工になったことは自分にとってよかったと、今感じている。「塗装って現場でもする仕事の範疇が広く、各工程で作業が必要になってきます。最後の仕上げまで行いますから、覚えることが多い分、やりがいもありますよね」。

人にもよるが、塗装工としてある程度できるようになるには、3年から4年の年月がかかる。清野さんが現場で「職長」を初めて任されたのが、入社から3年目、21歳の時だった。「最初の職長は、いちばん大変な思い出です。段取りが全然わからない(笑)。現場にいる、鳶や配管工の人たちと工事の流れを確認し、どのタイミングで塗るのかとか。人との折衝と部材の手配、毎日大変でした」。



いくつもの現場を経験し、塗装工になってよかったと感じるのは、自分の関わった現場の前を休みの日に通りかかった時だ。「車を運転していると仕事をした建物が、目に入ってきたりする。仕事が見える形で残るのはいいもんだな、と感じることがあります。子供にも“お父さんの仕事”と伝えやすい」と少し照れながら話す清野さん。

「塗装の仕事の中で好きな仕事は?」と訊ねると「天気のいい日に大きな壁に大きなローラーで塗装する時」と即答だった。「その気持ちよさはやってみないとわからない」とも。後世に残る仕事、というと少し大げさだが、いつまでも自分の仕事を誇れるように、今日も現場の「壁」を仕上げていく。

この記事の関連企業

株式会社 ナカムラ仙台支店

所在地/宮城県仙台市青葉区栗生2-1-11
連絡先/TEL.022-281-8820 FAX.022-281-8821
URL/http://www.kabunakamura.jp

この記事をシェア

前の記事

記事一覧

次の記事

関連のおすすめ記事

福島

塗装工の難しさ楽しさが、最近やっとわかってきた。

未来をつくる人諏訪 祐太2020.05.29

青森

塗装の成否は養生で決まる、入社した頃に教わったことを最近よく実感している。

未来をつくる人深川 達也2019.08.20

宮城

目に見える技術力。その確かな手ごたえが魅力。

未来をつくる人工藤 皓2019.06.03