2018.00.00 Sun

00:00

PEOPLE

未来をつくる人

配管の仕事に就いて初めて知った、建物を水が流れる大切さ。

互大設備工業 株式会社
畠山 塁(25歳)

未来をつくる人 2019.06.03

中学、高校とずっと野球部であった畠山さんは、高校卒業時、先輩からの誘いもあり互大設備に入社する。その頃は、まだ仕事に対しての具体的なイメージはあまりなかった。「建物の配管って、パイプなどが通っていることはわかりますが、何がどうなっているかなんて全然わからないですよね」と、当時を振り返り畠山さんは笑顔で話す。実際に現場に行ってみると、それは想像よりも大変な仕事であった。パイプのサイズは大小いろいろあり、それらを天井や壁に通していく。配管工の業務は、考えながら少しずつ作業を進めていく、体力を消耗するものであった。野球部で体を鍛えてきた畠山さんですら「最初は本当にきつかった」という。



それでも、同世代の先輩たちからアドバイスをもらい、時に手助けをしてもらいながら仕事を覚えていった。「ひとりで1つの仕事ができた時、うれしかったですね。それを積み重ね、だんだんと仕事の幅が広がっていく…1年、いや2年くらい経った頃かな、あまり『きつい』と感じなくなっていた」。

入社して6年が過ぎ、現場を任される「職長」も1度経験した。「現場の作業をやるだけと全然違う。必要な部材の発注があったり、1日の仕事の流れを計算したり、大変でした」。畠山さんは職長を経験し、配管工の大切さを改めて思い知った。配管は建物全体の管、人間で言えば血管のようなものだ。その流れをいかに作っていくか、その重要さが、自分たちの仕事のプライドなのだと。現場を見ながら「どう配管をしていくか」そう想像することも、畠山さんには楽しく感じられるようになった。

この記事の関連企業

高砂熱学工業 株式会社 東北支店

所在地/宮城県仙台市青葉区一番町2-4-1 興和ビル 5F
連絡先/TEL.022-227-9552 FAX.022-266-0414
URL/https://www.tte-net.com
所属会社/互大設備工業 株式会社

この記事をシェア

前の記事

記事一覧

次の記事

関連のおすすめ記事

宮城

もはや欠かせないインフラ。忙しいほど、仕事に燃える。

未来をつくる人猿田 圭輔2019.06.03

秋田

3代にわたって鉄筋工を務める、鉄筋家族の若きホープ。

未来をつくる人立山 雄貴2021.01.26

秋田

現場にノートPCを持ち込み、オートCADで必要部材を算出。

未来をつくる人金持 健太郎2021.01.18