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PEOPLE

未来をつくる人

震災を契機に入社。日々やりがいを感じながら、重いガラスに苦闘の日々。

石井硝子 株式会社
澤口 巧(37歳)

未来をつくる人 2020.07.15

「入社して1週間くらいは全身筋肉痛で辞めようかと思いました」と笑う澤口巧さんは、現在37歳。以前は塩竈の免税店で働いていたが、東日本大震災で被災し、再開の目途がつかなかったことから石井硝子に転職した。「とにかく仕事をしなくては」、そんな思いから就職したものの、慣れない肉体労働に悪戦苦闘の日々。

「ガラスの持ち方からスタートしたような、まったくの初心者でした。あとに続く作業や自分の立ち位置を考えてガラスを持たなくてはいけないんですけど、要領がまったくわからない。たぶん無駄な動きばかりしていたと思います」と澤口さんは、入社当時を振り返り苦笑する。7年以上の経験を積み、今は現場で職長を任されるまでになった。



「われわれの仕事は、すでに造られたガラスを現場へ運び、段取りして設置する、すごくシンプルな作業。でも、ガラスはちょっとしたことで割れたりヒビが入ったりするので、搬入から設置まですべての時間で細心の注意が求められるし、なにより現場では段取りが重要です」。ベテランの作業者だと、現場ごとに作業全体の流れの先の先まで考え、ガラスを置き、完璧に段取りしていくという。ガラス工の仕事の肝が、まさにそこにある。

「自分はまだまだその域には達していないので、今もベテラン社員から学ぶことは多い」という澤口さん。苦労しながらガラスを設置した多くの建物が県内各所にある。休日に子どもとドライブをしている時、そうした建物がふと目に入ると、とても感慨深く、やりがいを感じるという。37歳ながら会社ではまだまだ若手。これからも多くの仕事を経験し、現場の道筋をしっかりつけられる職人になりたいと考えている。

この記事の関連企業

石井硝子 株式会社

所在地/宮城県仙台市若林区卸町3-4-13
連絡先/TEL.022-232-4121 FAX.022-232-4122
URL/http://ishiiglass.co.jp/index.html

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